赤羽もり内科・腎臓内科の森 維久郎です。
当院でも結構みかける白衣高血圧について書きました。
白衣高血圧とは
白衣高血圧とは、診察室で測定した血圧が高血圧であっても、診察室外での血圧では非高血圧を示す状態です。
診察室で高血圧と診断された患者さんの15-30%はこの白衣高血圧で、ご高齢の方だとその割合が増えます。
白衣高血圧の診断
自宅で血圧計を購入していただき、測定して血圧が高くないようであれば診断になります。
白衣高血圧だと問題はあるのか
白衣高血圧の人は、健康な人と比べると将来的に脳・心臓の病気になるリスクが高くなると言われています。
また、白衣高血圧の方は糖尿病や脂質異常症を合併する頻度が高く、高血圧にも今後移行する可能性が高いと考えられています。
ただし、高血圧の人と比較すると、臓器の障害は少ないと言われています。
白衣高血圧の治療
降圧剤は必要ありません。
食事・運動を中心とした生活習慣を見直しから開始しましょう。
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