尿酸と食事

こんにちは、赤羽もり内科・腎臓内科の管理栄養士の若子といいます。

今日は、尿酸が高いと言われた患者さんのための食事について触れたいと思います。

高尿酸血症の食事療法の重要性

尿酸の食事療法は、糖尿病や高血圧の食事療法と異なり、カロリーの量や、タンパク質の量などの数値目標等が明確に決まってはいません。

しかし、以下のような生活習慣は尿酸値を上げてしまうため注意が必要と言われています。

  • 肥満
  • プリン体の多い食事
  • 高脂肪・高たんぱく嗜好
  • アルコールの常習
  • 運動不足 など

(高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版)

そのため、この記事では高尿酸血症の時に気を付けたい食事のポイントについてご紹介します。

尿酸を下げるための食事

プリン体を減らす

プリン体は内臓類、肉類、魚介類に多く含まれ、具体的には以下のようなものに含まれます。

  • レバー
  • 干物
  • あんこう
  • カツオ など

ただしプリン体は、食事由来で作られるものよりも身体から作られるものが多く、プリン体も勿論きに気にする必要がありますが、それ以上に内臓脂肪を減らしたり、運動不足を是正することに力を入れる方が良いという考えもあります。

過度なアルコール摂取は控える

アルコールの摂取は高尿酸血症の発症リスクと増加し、過度な飲酒と痛風発作は相関があるという報告があります。

そのため、過度なアルコールの摂取は控えましょう。適量な飲酒は1日の純アルコール量で20gほどです。

自分が摂取した純アルコール量は、アルコール度数×飲酒量×0.8で計算できます。

例えば、5%のビールを350ml飲むとすると、0.05×350×0.8=14gとなります。

肉類・脂肪を減らす

肉類、糖質、脂肪は尿酸を上げてしまいます。

これを減らして、果物・野菜・豆類を中心とした食事を心がけると良いです。

またビタミンCをとることで尿酸の値を下げることができます。

世界中の食事に目を向けると以下のような食事は尿酸を下げる効果が期待できるとされています。

  • DASH食(果物、野菜、低脂肪の乳製品を増やして、全脂肪・コレステロールを減らす食事)
  • 地中海食(オリーブオイル、フルーツ、ナッツ、魚介類を増やして、赤身肉、高脂肪食、ペイストリー、スナックを減らした食事)など

 

十分に水分を摂取する

尿酸を排泄するため、尿を出すことが大切です。

普段から水分の摂取量が少ないという方は、こまめに水分を摂取するように心がけましょう。

またコーヒーは痛風になる可能性が減るとされており、ブラックで飲むと良いと思います。

食事よりも大切な尿酸の治療

尿酸の治療となると、ビールなどのプリン体の話をされる方が多くいらっしゃいます。

しかし、それよりも重要なのは「肥満を是正すること」です。

尿酸は食事由来のものだけでなく、体内から合成されるものが多く内臓脂肪が多い人はどれだけ食事を制限しても尿酸値が下がらないことが多々あります。

なので、尿酸の食事療法で一番大切なのは摂取エネルギーを見直すことです。

特に65歳未満の方でBMI(体重kg÷身長m÷身長m)が25以上ある方は注意が必要です。

* 当院では毎週水曜日に減量の外来も行っています。

遠慮なくご連絡ください

当院では尿酸の治療を行っている方の食事の相談を受け付けております。

何かご不明な点がございましたら遠慮なくご相談をください。

若子みな美(赤羽もり内科・腎臓内科 管理栄養士)
毎週月曜日の栄養相談を担当しています。腎臓病、高血圧、糖尿病、脂質異常症、尿酸の食事を中心とした生活習慣のご相談を受け付けております。血管年齢の測定、尿検査での1日塩分量の測定なども出来るのでご興味がある方がいらっしゃいましたら遠慮なくおっしゃってください。

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