残尿感

赤羽もり内科・腎臓内科は、泌尿器科の症状である「残尿感、尿が細い」という相談を受け付けております。

原因

「尿を出す力が下がっている」か「尿の出口が狭くなっている」ことが原因として考えられます。

排出力が弱い

尿を出す力が下がっている原因としては以下のようなものが考えらます。

神経因性膀胱

神経因性膀胱は、尿をためたり、尿を出す信号がうまく伝わらずに排尿障害を行う病気です。

脳、脊髄、神経などの病気が原因で起きます。尿を貯める蓄尿機能、尿を出す排尿機能を評価して治療を行います。

出口が狭い

尿の出口が狭くなっている原因としては以下のようなものが挙げられます。

・前立腺癌

・前立腺肥大症

前立腺癌

前立腺にガンができることで尿の通り道が狭くなり尿のキレが悪くなったり、尿が細くなったりします。

前立腺ガンでこのような症状が出てくるときにはかなり進行していることが多いです。

前立腺肥大症

前立腺が肥大することで尿の通り道を圧迫して、症状が起きます。

原因として加齢の影響が大きく、尿の通り道を広げる薬を使うことで改善する病気です。腹部エコーで前立腺の測定をすることが可能です。

検査

検査としては、問診、採血、腹部エコー、残尿測定、排尿日誌などを行います。また治療薬を使用して反応性を観察して診断をつけることもあります。

治療

治療は原因によって異なります。

前立腺肥大症

行動療法(膀胱訓練、水分摂取の適正化)、薬物療法(α1遮断薬、PDE5阻害薬など)、手術療法を適宜選択します。

前立腺がん

前立腺がんが疑われる時は、専門施設にご紹介をさせて頂きます。施設によって異なりますが、前立腺の組織の検査、MRIなどを行うことになると考えられます。

神経因性膀胱

排尿障害、蓄尿障害などを評価して適宜薬物療法を行います。

 

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