末梢動脈疾患

赤羽もり内科・腎臓内科では、「足の血流の低下」などが疑われる患者さんの診療を行っております。

生活習慣病による動脈硬化で起きる下肢の障害の診療を行っており、専門施設と連携を取りながら、検査・治療を行っております。

この記事では下肢の血流の障害で代表的な末梢動脈疾患について触れます。

末梢動脈疾患

末梢動脈疾患(PAD)とは下肢の血流を司る動脈が動脈硬化で狭窄して血流が低下する病気です。

症状として

  • 歩行時の痛み
  • 歩行時の痺れ
  • 皮膚の色調の変化
  • 筋力低下

などが起きる病気です。

特に、「少し歩くと、足が痛くなったりしびれたりすることで歩けなくなり、少し休むと、また歩けるようになること」を間欠跛行と呼び有名な症状です。

重症化すると足が腐ったりして、切断しなくてはならなくなるので早期からの対応が求められます。

PADの方は全身に動脈硬化があるために、心臓や脳の病気のリスクが高いです。

末梢動脈疾患のリスク

年齢とともに罹る人数は増えて、おおよそ60代で10%、80代で15%の方がPADであると言われています。

年齢以外にタバコを吸っている、コレステロールが高い、糖尿病、高血圧、肥満などが危険因子になります。

末梢動脈疾患の検査

診断は血圧・脈波と呼ばれる検査を行います。(当院で行うことが可能です。)

ABIという上腕と下腿の収縮期血圧を評価して両者の比を出す検査を行う事で診断します。

当院では

  • 70歳以上のすべての方
  • 50~69歳でも喫煙者、糖尿病などのリスクが高い方

に対して血圧・脈波を定期的に行っています。

診断

ABIの値によって以下のように重症度を分けます。

  • ABI 0.9以下:PADの診断
  • ABI 0.71~0.9:軽症
  • ABI 0.41~0.7:中等症
  • ABI 0.4以下:重症

0.5辺りを切ると動いていない時にも下肢の痛みが生じると言われています。

0.9-1.4の場合、症状がある時に限りトレッドミルという運動負荷を行なう検査を使用して評価します。

治療

治療はタバコ、脂質異常症、高血圧、糖尿病などのリスクとなる要因の治療をまず行います。

具体的には、以下のような治療を行います。

  • タバコ→禁煙
  • 脂質異常症→コレステロールを下げる(最低でもLDL-C120mg/dl以下)
  • 糖尿病→血糖を下げる
  • 高血圧→血圧を下げる など

加えて、血液をサラサラにする治療を行います。

抗血小板薬

以下のような場合は、投与を検討します。

  • ABI<0.9
  • 症状があるとき

例)

  • バイアスピリン
  • プラビックス
  • プレタール

シロスタゾール

間欠跛行があるときは、改善薬としてシロスタゾールと呼ばれるお薬を使用します。

当院の方針

当院では、リスクを評価した上で血圧・脈波検査を行い、専門施設と連携を取りながら、ご相談にのらせていただきますので遠慮なくおっしゃってください。

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