タバコを吸っていると高血圧によくないのか?

高血圧の方にタバコを辞めるように勧める理由は2つあります。

  1. 血圧が上がる
  2. 心臓や脳の病気になるリスクが上がる

血圧が上がる

実は、タバコと血圧が直接的に関わっているかどうかは、最近になるまでよく分かっていませんでした。

しかし、最近になりタバコが直接高血圧に悪影響を及ぼすことが明らかになってきました。

実際、タバコは吸ってから15分以上の血圧が上がり、複数回血圧が上昇することが繰り返されると体に悪影響を及ぼすと言われています。

時折、医療機関で測定する血圧は高くないのに自宅で測定する血圧は高い方がいて、病院に来る前はタバコを控えるという行動様式が原因になっていることがあります。

心臓や脳の病気になるリスクが上がる

高血圧になると心臓や脳の病気になるリスクが高くなります。加えて、タバコを吸っていると脳や心臓のリスクがさらに増えます。

上の図は、心臓や脳の病気で亡くなる方のリスクを順位で示したグラフです。

高血圧が1位でタバコが3位ですね。

高血圧でタバコを吸っていることがどれほど恐ろしいことがわかりますね。

タバコのやめ方

タバコを辞めるのは非常に難易度が高いです。

気合で禁煙できる人は、約2割と言われています。

禁煙外来という3か月ほどのプログラムを受けるという手もあります。

ただし禁煙外来で禁煙をしても1年以内に3割ぐらいの人が再びタバコを吸ってしまうと言われています。

そのため、ライターを完全に捨てる、職場や家族に禁煙を宣言するなどの取組みを少しずつ行うと良いと思います。

禁煙の注意点

禁煙をすることによって、食欲が増して体重が増えることがあります。

高血圧の場合、体重が増えることによって血圧が高くなることもあるので注意が必要です。

ただし、禁煙をするメリットは、一時的に体重が増えることよりも勝ると考えますので、是非禁煙をすることを推奨しています。

大城戸 寿子
(赤羽もり内科・腎臓内科 管理栄養士)
毎週木曜日の栄養相談を担当しています。腎臓病、高血圧、糖尿病、脂質異常症の食事を中心とした生活習慣のご相談を受け付けております。血管年齢の測定、尿検査での1日塩分量の測定なども出来るのでご興味がある方がいらっしゃいましたら遠慮なくおっしゃってください。

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