高血圧と睡眠

院長の森 維久郎です。

高血圧の方で、睡眠について聞かれることが多いので少し触れたいと思います。

結論としては、「睡眠はしっかりとりましょう」です。

睡眠障害は高血圧のリスクを増やす

睡眠の障害は、長期的に高血圧を引きおこすことが分かっています。

更に、脂質異常症、糖尿病、メタボリック症候群も一緒に増やして、高血圧の合併症である心臓・脳の病気になるリスクを上げてしまうことが分かっています。

睡眠時無呼吸症候群に注意

高血圧の中には生活習慣に起因する「本態性高血圧症」の他に、何らかの病気が背景にあり起きる「二次性高血圧」があります。

二次性高血圧の一番の原因として、「睡眠時無呼吸症候群」があります。

睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に無呼吸の状態といびきを繰り返す病気で、日中の眠気や集中力の低下が起きます。

睡眠時無呼吸症候群を診断するには特別な検査を装着して1晩寝て頂き、無呼吸があることを確認することで診断します。

当院でも検査を行うことが可能なので、日中の眠気や夜間のいびきがある高血圧の方は遠慮なくご相談ください。

良い睡眠のために

「睡眠障害対処 12の指針」という厚生労働省の研究班から睡眠の障害を事前に防ぐ12項目の生活習慣が出されているので参考にしてください。

  1. 睡眠時間は人それぞれ、日中の眠気で困らなければ十分
  2. 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法
  3. 眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない
  4. 同じ時刻に毎日起床
  5. 光の利用でよい睡眠
  6. 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣
  7. 昼寝をするなら、15時前の20~30分
  8. 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに
  9. 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意
  10. 十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に
  11. 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと
  12. 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全

また、眠くない時はベットに入らないことも大切です。

ベットの上で寝れない状態が続くと、「ベット→寝る所」という潜在意識が無くなってしまいより寝れなくなります。ベットの上で仕事をしたり映画を見るのも良くないそうです。寝れないときは開き直ってベットから離れましょう。

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