高血圧でもアルコールを飲んでよいのか?

院長の森 維久郎です。

診療をしていて、高血圧の方からアルコールは飲んでよいですかと聞かれるためこの記事で少しまとめようと思います。

アルコールは体に良いか、悪いか

まず結論から申し上げると、「アルコールは体に良くありません」。

ほんの数年前までは「少量のアルコールは血管病や腎臓病のリスクを減らす」と言われていました。

しかし、近年の「少量のアルコールによる死亡率低下の効果はなく、癌に関しては少量であってもリスクが増える」という趣旨の研究結果が出てきており、高血圧ガイドラインでも以下のように記載されております。

高血圧の管理において、1日あたりエタノールを男性で20-30ml以下(日本酒1合、ビール1本、ワイン2杯程度)、女性でその半分に制限することが推奨されています。

(私もアルコールが好きなので残念ですが、科学に逆らえません。。。)

アルコールと血圧

アルコールを飲むと、数時間の間血圧が下がります。

そのため、アルコールは血圧に良いと考えられる患者様も結構いらっしゃいます。

しかし、長期的に飲酒を続けると血圧は上がることが分かっています。

高血圧ガイドラインでも血圧の治療として節酒を勧めており、1-2週間ほど飲酒制限を行うと血圧が下がることは分かっています。

おつまみにはさらに注意

アルコールを飲む方は、おつまみを一緒に食べるため塩分を多くとってしまう傾向にあります。

塩分は、血圧の上昇に大きくかかわります。

節酒が望ましいですが、アルコールを飲む場合は、おつまみに含まれる塩分にも注意すると良いでしょう。

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