葉酸欠乏性貧血

 

葉酸とは

葉酸はビタミンB群に属するビタミンの1種です。

  • 赤血球の生成
  • DNAなどの核酸やタンパク質の生合成の促進
  • 胎児の発育 など

に必要な栄養素です。

加えて近年葉酸に、以下のような効果がある可能性があり注目を集めています。

  • 動脈硬化の抑制
  • コレステロール値の低下 など

葉酸欠乏の症状

葉酸が不足する貧血が起きるので以下のような症状がでます。

  • 息切れ
  • 倦怠感
  • ふらつき など

また葉酸が不足することで以下のような症状も起きます。

  • 下痢
  • 舌の腫れ
  • 味覚障害 など

葉酸が不足する原因

葉酸が不足する原因としては、以下のような原因が考えられます。

  • 野菜不足
  • アルコールの大量摂取
  • 妊娠・授乳中
  • 消化器疾患による吸収不良
  • 薬の影響
  • 血液透析 など

葉酸欠乏性貧血の検査

血液検査で葉酸の値をしらべることが可能です。

またその他に貧血となる原因の栄養素を調べたり、臓器の障害が無いかを確認するために以下の検査も調べます。

  • 亜鉛
  • ビタミンB12
  • 肝機能 など

さらに必要に応じて、胃カメラや便検査を行うこともあります。

葉酸欠乏性貧血の治療

治療としては、葉酸の補充です。

食事

葉酸を多く含む食事としては以下のようなものがあります。

  • 海藻類
  • ホウレン草などの葉物野菜
  • レバーなどの肉類
  • 卵類
  • 乳類
  • 豆類 など

近年葉酸の薬で内服の薬が誕生しました。

  • フォリアミン

背景に消化器の病気がない場合は、血液検査で正常値に改善するまで治療を行います。

背景に消化器の病気がある場合は、継続的に薬・サプリメントで補充を行う必要があります。

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