糖尿病と腎機能の低下

今回は糖尿病と腎機能の低下についてお話しします。

特に以下のような方に必ず読んでほしい記事です。

  • 糖尿病があり、尿にタンパクが混じっていると言われた
  • 糖尿病で腎機能が下がっていると言われた

糖尿病と腎臓

糖尿病で未治療の状態が5-10年ほど続くと腎臓に障害が起きます。

糖尿病によって腎機能が悪くなった状態を「糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)」と言います。

糖尿病性腎症は重症になるまで自覚する症状が全くないので注意が必要です。

腎機能が低下して透析医療が必要になる一番の原因がこの糖尿病性腎症と言われています。

糖尿病性腎症と血液・尿検査

糖尿病で以下のような検査の異常値を指摘された方は注意が必要です。

  • 尿タンパク(尿検査)
  • 尿アルブミン(尿検査)
  • クレアチニン(血液検査)
  • eGFR(血液検査) など

特に「尿アルブミン」は腎臓のSOSとして一番早期に繋がる大切な所見であり、糖尿病がある方は最低でも1年に1回はこの「尿アルブミン」を測定する必要があります。

クレアチニン・eGFRは腎機能の現在の状態を表す血液検査です。よく使用される検査ですが、このクレアチニン・eGFRの状態が悪くなってから糖尿病性腎症の治療をしても手遅れになることが多々あります。

そのため、糖尿病性腎症の早期発見には尿検査が大切と頭に入れて頂けると幸いです。

糖尿病性腎症の治療

糖尿病性腎症の治療で一番大切なのは、「血圧」と「血糖」の治療を行うことです。

具体的には、

  • 血圧の値が130/80mmHg以下
  • HbA1cの値が7.0%以下

を必ず目指しましょう。

糖尿病性腎症がある場合は、「ACE-Ⅰ/ARB」と呼ばれる血圧の薬、「SGLT-2阻害薬」と呼ばれる血糖の薬は腎臓を保護する効果があるので積極的に使用していきます。

その上で、「食事」、「運動」の治療を行います。詳しくは「糖尿病の食事」、「糖尿病の運動」のぺージをご確認ください。

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