糖尿病の検査

院長の森 維久郎です。

糖尿病の方で行うべき検査について、触れようと思います。

特に、糖尿病なのになんで心臓のことを調べたり、尿検査を調べたりするんですかという疑問をお持ちの方に是非読んでほしい記事です。

糖尿病で検査を行う理由

糖尿病の患者さんで検査を行う理由は主に2つあります。

  1. 血糖の状態の把握
  2. 糖尿病による合併症の把握

特に、糖尿病になると心臓、腎臓、眼、神経を中心に全身に症状が起きるため、定期的に臓器ごとの検査をして状況を把握する必要があります。

血糖を把握する検査

血糖を把握するためには、血液検査を行い以下の項目を測定します。

  • 血糖値
  • HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)

特にHbA1cは、約1-2か月の血糖の状態を把握できるため有用な検査です。

血糖値の評価は、病態の把握のために空腹時・食後の両方で行った方がベターです。

当院では、受診した日に血糖値、HbA1cともにすぐにわかる検査を導入しております。

また年に1-2回、インスリンと呼ばれる血糖を下げるホルモンがしっかりでているかを確認する以下の血液検査を行います。

  • 血中インスリン
  • C-ペプチド

インスリンが効きづらいのか、出ていないのかの把握など治療方針にも関わる検査です。

糖尿病による合併症の把握

糖尿病は合併症の管理が最も大切であり、合併症を起こさないために治療をしていると言っても過言ではありません。

そのため定期的に以下の検査を行うことがあります。

  • 膵臓の評価:腹部エコー(主に診断時)
  • 腎臓の評価:尿検査(年に1-2回程度)
  • 心臓の評価:胸部レントゲン、心電図(年1回程度)
  • 動脈硬化の評価:血圧・脈波検査、頸動脈エコー(1-2年に1回程度)
  • 眼の評価:眼底評価のための眼科受診(年1回程度)
  • 脂質の評価:採血検査

患者さんの状態に合わせて、行う頻度は変わっていきます。

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