糖尿病と足の痛み・痺れ

赤羽もり内科・腎臓内科の院長の森 維久郎です。

糖尿病による神経の障害は、未治療の糖尿病の3大合併症の一つであり、様々な症状を起こします。

特に糖尿病による足の神経の障害は正しく治療しないといけないでお話しをしたいとおもいます。

メカニズム

糖尿病による神経の障害は、主に末梢神経と呼ばれる体の指や足などの体の末端に張り巡らされている神経に起きやすいです。

末梢神経には、運動を司る神経だけでなく、感覚を感じとる神経、温度を感じ取る神経、内臓の働きや体温調節の神経などがあります。

足だけでなく腸の自律神経の調整不良による便秘症状、全身の感覚神経の不良による過度な痺れ・痛みの無自覚など様々な症状が起きます。

特に足は神経の障害だけでなく、糖尿病による免疫力の低下や血流障害のため感染を起こしたり、感染が重症化するため注意が必要です。

足の症状

足の神経に障害が起きると以下のような症状が起きます。

  • 足の痛み(ジンジンする感じ)
  • 足の感覚がなくなる
  • 足の皮膚の乾燥、ひび割れ
  • こむら返り、足のつり
  • むくみ
  • 傷が治りにくい
  • 壊死・潰瘍 など

特に糖尿病の方は靴擦れなども起こしやすく、感染が起きて壊死をし足の切断が必要になる方もいらっしゃいます。

日本で足の切断をする患者さんは3000人もなります。

足の症状が出た場合は、すぐに主治医にお伝えください。

足の爪の症状

足の中でも末端である爪には、栄養が行き届かずに様々な症状が起きます。

  • 爪の肥厚
  • 爪のひび割れ
  • 巻き爪
  • 色の濁り
  • 爪の変形
  • たこがよく出来る

定期的な爪切りを行うと同時に深爪には注意しましょう。また靴のサイズもしっかり選んでいく必要があります。

フットケアとは

糖尿病の方の足病変を予防するためには「フットケア」と呼ばれる予防治療を行います。

専門の看護師によるレクチャーを受けながら以下の内容に注意をして頂きます。

  1. こまめな足のチェック(傷、色、ひび割れ、水虫など)
  2. 毎日の足の清掃
  3. 火傷に注意する
  4. 動脈硬化の予防
  5. 爪の手入れ
  6. 正しい靴選び

もしご興味がございましたら、当院では第2週、第4週とフットケア外来を行っていますので遠慮なくご相談ください。

 

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