糖尿病と運動習慣 糖尿病に効く運動とは?

こんにちは、院長の森 維久郎です。

当院では、糖尿病の治療として運動を推奨しています。

糖尿病に運動は効くのか

結論から申し上げると、運動は糖尿病の治療として非常に高い効果があります。

当院に通院している患者さんで運動習慣をつけたことで糖尿病の薬が3種類から1種類まで減った患者さんも数人います。

糖尿病に運動が効くメカニズム

運動を行うことで、身体の中での糖分の利用が進み血糖値が低下します。

また身体から分泌される血糖値を下げるインスリンの効果がよくなります。これをインスリン抵抗性の改善と言います。

実は糖尿病になると、筋力や骨も脆くなりがちと言われており、身体機能の保持のためにぜひ運動をしてください。

具体的な運動内容

具体的な運動として「有酸素運動」と「レジスタンス運動」があります。

簡単に言うと、「散歩やマラソン」と「スクワットや踵上げ」ですね。

両方を組み合わせることでより高い効果があると言われています。

有酸素運動

有酸素運動とは歩行、ジョギング、水泳などの全身運動です。

種目は個人の身体機能に合わせて行なってください。

ご高齢の方は日常生活の歩行で十分ですし、若い方はマラソンをすると良いでしょう。

週3-5回の有酸素運動を20-60分ほどするとよいとされています。

レジスタンス運動

レジスタンス運動は腹筋、ダンベル、腕立て伏せ、スクワットなどが当てはまります。

こちらも種目は個人の身体機能に合わせて行ってください。

ご高齢の方は、踵上げや足上げをするだけでよいです。

尚、膝や腰を壊しがちな方は水泳、水中歩行が良いと言われています。

週2-3回行うと良いと考えられています。

*水中歩行は有酸素運動とレジスタンス運動がミックスされた運動であり日本糖尿病学会:糖尿病治療ガイド2018-2019でも推奨された運動療法です。

運動をしない方が良い場合

以下の場合、メリットがデメリットを上回る可能性があるので主治医と相談してください。

  • 糖尿病のコントロールが悪い
  • 糖尿病網膜症による眼底出血がある
  • 腎不全がある
  • 虚血性心疾患、心肺機能に障害がある場合
  • 骨、関節疾患がある場合
  • 急性感染症
  • 糖尿病壊疽
  • 高度な自立神経障害

ご不明な点等ございましたら遠慮なくご質問ください

糖尿病の方は、糖尿病だけでなく高血圧や肥満を伴っていることが多いのでぜひ運動を積極的に行うと良いです。

何かご質問がございましたら遠慮なくご相談ください。

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