こんにちは、赤羽もり内科・腎臓内科の管理栄養士の河内と言います。
減量道場という減量外来を担当しています。
今日は肥満症と言われたらまず読んでほしい記事を書きましたので、ご興味があれば読んでみてください。
肥満症とは
肥満症とは、脂肪が過剰に蓄積した肥満の状態が原因で健康上さまざま問題が起きる状態のことを指します。
肥満は糖尿病や脂質異常症をはじめとした代謝性疾患や、それらを基盤とする脂肪が増えることで様々な疾患を引き起こします。
この脂肪を落とすためには減量が必要です。
減量とは
「減量=体重を減らすこと」ですが、当院での減量は健康のために体重や体型の改善に取り組んでいくことを意味します。
減量をする時に体重を減らすことだけを目標にしていませんか?
健康的に減量するためには、体重の内訳を見ていくことが非常に重要です。
たとえ体重が減っていても、筋肉や水分の量が減って体脂肪がついたままであれば、基礎代謝が落ち、リバウンドもしやすくなります。
体重よりも体脂肪率や筋肉量を重要視していけばリバウンドをしにくくなります。
当院の減量道場では、体組成計と呼ばれる体脂肪率や筋肉量などの量を測定する機械を使っています。
減量のための食事で大切なこと
よく患者さんと話をしていて感じるのが、とにかく摂取カロリーを減らそうとされる方が多いことです。
しかし、本当に大切なのは栄養素のバランスです。
脂肪の原因となる栄養を減らし、足りない栄養を補いましょう。
カロリーとはエネルギーの単位ですが、炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質の三大栄養素の合計の量です。
代謝を上げていくためには総カロリーだけを見ず、この栄養素のバランスを見ていくことが必要です。
このバランスを無視して、ただただ食事量を減らすという方法を続けてしまうと筋肉が落ちやすくなります。
具体的には脂肪の原因となる悪い糖質・脂質を減らし、三大栄養素のバランスを整えるということを行います。
太りにくい身体を作る5つのポイント
- 現状を知る
- 目的を明確にする
- 過去の自分と向き合う
- 足し算・引き算で改善
- 勝ちグセをつける
現状を知る
食事内容を書き出す、体組成計で体脂肪率、筋肉量をチェック、血液検査、尿検査で自分の身体の状態を知っておくということが重要です。
目的を明確にする
減量してどうなりたいのかということをイメージすることは大事です。ここが明確でない場合、目先の食欲に負けてしまうこともあります。
減量が成功し、
- 一生健康でいられたらどんな良いことがあるか?
- 仕事やプライベートで何が変わるのか?
- 理想のイメージを紙に書き出す。それを見えるところにおいておくこともやる気を維持することに繋がります。
過去の自分と向き合う
まず、いつから太り始めたかを振り返りましょう。太った原因を突き止めるにはいつから太り始めたかを考えることがポイントになります。
「社会人になり、外食や飲み会が増えた。」「間食をとることが増えた。」など。
次にどれくらいの期間で脂肪がついたのかを考えていきます。
診療をしていて、太った人と太って数年経っている人を比べると、身体に脂肪が蓄積している期間が長い人ほど落ちにくい傾向があるように感じます。
数年かけて太ったという方は長い目で見て目標を立てたほうが無理なく痩せられるでしょう。
足し算・引き算で改善
太る原因を一つ減らし、痩せる習慣を一つ加えます。
太る原因をいきなり全てやめる、ライフスタイルを大きく変えるとストレスになります。
足し算・引き算で少しずつ習慣を変えていきましょう。
例)引き算→揚げ物をやめる、足し算→間食を無塩のナッツに変える
勝ちグセをつける
立てた目標を1ヶ月継続していくと、体調の変化とともに、体重、体脂肪率、筋肉量など数値も変わってくるでしょう。
その成果を体組成計で確認しましょう。
例えば「間食の内容を変えて甘いものを1ヶ月控えたら、体脂肪率が1%減った。」など実行したことに対してどれくらい成果が出たのかを把握します。
体重、体脂肪率、筋肉量などは定期的に計測し、グラフ化するのもおすすめです。効果が見て分かるとモチベーションも上がり、勝ちグセをつけることができます。
この1〜5を繰り返すことにより、太りにくい身体を作ることができます。
毎週水曜日の栄養相談を担当しています。得意分野は減量で、腎臓病、高血圧、糖尿病、脂質異常症の食事を中心とした生活習慣のご相談を受け付けております。減量道場という減量に特化した外来診療も行っているのでご興味がある方がいらっしゃいましたら遠慮なくおっしゃってください。
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